本日、ショパン国際コンクールの結果が出ましたね。
今回はチョ・ソンジン(韓国)さんが第1位とのことです。
おめでとうございます。
日本人は入賞出来ませんでしたが、小林愛実さんがファイナルまで残りました。
神童として小学生の頃からテレビに出ていた小林愛実さんが順調に成長した姿を見せてくれて、感慨深くなりました。
2週間近く毎朝4時頃までネット中継されていて毎日聴いていたので、これで連日の睡眠不足から解放されそうです。
1位の方は安定したテクニックと情熱を秘めた演奏で、妥当な順位だったと思います。
(スター性はあまり感じられませんでしたが)
演歌調のショパン(歌い過ぎて拍子を無視した演奏)は、聴いていると拒否反応を示してしまうのですが、1位から3位までの方はテンポ設定も良く、清潔感のある演奏でした。
期待していた2名のピアニスト(中国人とポーランド人)がセミ・ファイナルまでしか行けませんでしたが、次回(があれば)は是非頑張って欲しいです。
この2名のピアニストはちょっとソナタが残念でした。
やっぱりショパンのソナタ第3番は鬼門ですね。
溢れる感性とこの曲に対する強い思い入れがなければ選んではいけない曲だと思います。
その点、2番のソナタは審査員の評価が割れにくいので得だと思います。
ただ、感動する演奏と上手な演奏は必ずしも一致しませんね。
両方を兼ね備えたピアニストは意外と少なくて、これからどう生きていくかによって変わってくるのかなと思います。
ワルシャワまでコンクールを聴きに行った田澤先生からショパンチョコをいただきました。珍しいものをありがとうございます。
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